インドネシアでおいしいドリアンの見分け方と食べる時の注意点を解説

知識

ドリアンという果物をご存知ですか?

その独特な香りから、よく“臭い果物”と言われますが、実は一度味わうとクセになる魅力を持っています。

私自身も最初はその匂いに圧倒され、食べるのをためらいましたが、今ではすっかりドリアンファンです。

今回は、インドネシアでおいしいドリアンの見分け方と食べる時の注意点について見ていきましょう。

初めてドリアンと出会った日

私がドリアンと初めて出会ったのは、インドネシア・バリ島を訪れたときでした。

道端に山積みになったトゲトゲの果物を見て、これが噂のドリアンか…と少し警戒しました。

友人から「とにかく一口食べてみて!」とすすめられ、勇気を出して試してみたところ、その濃厚な甘さとクリーミーな食感に驚きました。

まるでバニラアイスクリームをさらに濃縮したような味わいで、そこから私のドリアンへの愛が始まりました。

ドリアンのシーズンと美味しい選び方

ドリアンは地域によって収穫時期が異なりますが、バリ島では雨季の10月から1月頃がシーズン。

スーパーや屋台に並ぶドリアンの種類は豊富で、どれを選べばいいか迷うこともあります。

美味しいドリアンを選ぶポイント

  1. 殻の色 — 緑色のものは未熟です。熟すと黄色や茶色っぽく変わります。
  2. 亀裂があるもの — 自然に割れたものは食べごろのサイン。濃厚な香りも漂ってきます。
  3. 膨らみのある形 — 実がぎっしり詰まっている可能性が高いです。ただし、全体が茶色すぎるものは熟しすぎているので注意が必要。

初心者の方には、スーパーで売られているカット済みのドリアンがおすすめです。

少し割高ですが、すぐに食べられる便利さがあります。

ドリアンの食べ方

ドリアンを食べるには、まず固い外殻を割らなければなりません。

初めての人にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。

手順

  1. 包丁またはナタで切れ目を入れる — ドリアンの外殻は非常に硬いため、ナタのような刃物を使うと楽です。包丁を使う場合は、トゲに注意しながら切れ目を入れていきます。軍手を使うと安全です。
  2. 切れ目から押し広げる — 切れ目が入ったら、手で押し広げて割ります。
  3. 房を取り出す — ドリアンの果実は房に分かれています。それぞれを押し出して取り出しましょう。
  4. 実を楽しむ — 特に熟したドリアンは、濃厚な甘さとトロリとした食感で、他の果物にはない味わいです。

ドリアンの匂い問題と対策

ドリアンの匂いは確かに強烈です。

その原因は硫黄化合物や揮発性成分によるもの。

匂いを“臭い”と感じるか“香り”と感じるかは、人それぞれです。

食べた後、手や口に匂いが残ることがありますが、現地ではドリアンの皮の内側に水を入れて口をすすぐと匂いが消えると言われています。

実際に試してみましたが、効果は感じられませんでした。

私のおすすめは、石鹸を使って丁寧に洗うこと。

手に匂いが残るのが気になる場合は、レモン水で洗うのも効果的です。

ドリアンの品種とその特徴

ドリアンには多くの品種があります。

それぞれ味や香り、食感が異なるので、食べ比べを楽しむのもおすすめです。

有名な品種

  1. モントーン — タイを代表する品種で、甘さが際立っています。クリーミーな食感と控えめな匂いが特徴。
  2. ムサンキング — マレーシアで人気の品種。濃厚な甘さと苦味のバランスが絶妙で、上級者向け。
  3. カンポン — 地元で育てられる品種。自然な風味が楽しめ、香りも強め。
  4. ウダンメリ — インドネシア特有の品種で、赤みがかった果肉が特徴。甘さの中にほのかな酸味があります。

ドリアン料理とアレンジ

ドリアンはそのまま食べるだけでなく、さまざまな料理やデザートにも使われます。

人気のドリアン料理

  1. ドリアンアイスクリーム — ドリアンの濃厚な風味を楽しめるアイスクリーム。初心者にもおすすめ。
  2. ドリアンケーキ — 生地にドリアンペーストを練り込んだケーキ。しっとりとした食感が特徴。
  3. ルジャックドリアン — インドネシアの伝統的なフルーツサラダにドリアンを加えたもの。甘さと辛さが絶妙にマッチ。
  4. ドリアンチップス — 薄くスライスしたドリアンを揚げたスナック。軽い食感で食べやすい。

ドリアン以外のおすすめトロピカルフルーツ

インドネシアにはドリアン以外にも魅力的な果物がたくさんあります。

マンゴスチン

「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチンは、酸味と甘味のバランスが絶妙。

手で簡単に皮をむけ、食べやすいのが特徴です。

ただし、紫色の皮が手や服に付くと取れにくいので注意してください。

ランブータン

ランブータンは赤い毛が生えたようなユニークな見た目が特徴。

ライチに似た爽やかな甘さで、11月から2月が旬です。

皮をむくと簡単に中の実が取り出せます。

マンゴー

日本では高価なマンゴーも、インドネシアでは1キロ250円ほどで購入可能。

8月から11月が旬で、甘くてジューシーな味わいを楽しめます。

サラック

「スネークフルーツ」とも呼ばれるサラックは、蛇の鱗のような独特の皮を持つ果物。

甘さと酸味が絶妙で、手軽に楽しめるスナック感覚の果物です。

最後に

いかがでしたか。

今回は、インドネシアでおいしいドリアンの見分け方と食べる時の注意点について見てきました。

ドリアンを食べるのは最初は勇気がいるかもしれませんが、一度その味を知るとやみつきになるかもしれません。

匂いが苦手な方は、まずはドリアン入りのアイスクリームやお菓子など加工品から試してみてはいかがでしょうか?

インドネシアを訪れる際は、ぜひドリアンや他のトロピカルフルーツを楽しんでみてください。

一度味わうと、その濃厚でユニークな体験が心に残ることでしょう。

プロフィール
執筆中
shabushi

インドネシアに移住した日本人がバリ島、ジャカルタを中心としたインドネシア旅情報や海外移住についてのコンテンツを発信しています。

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